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笹舟こぼし
劇団[R.S.H.B]での2回目のお仕事、そして所属スタッフとしては初舞台となりました。
簡単に言うと出てくる場所は川で、上流から下って海に着く、という設定。
その肝心な川を出すのか出さないのかを、演出家と大分話し合いました。
はじめの印象
横に広い印象で、パステルっぽい色使いが始めに浮かびました。
花は、脚本に「黄色い花」という設定で、わりと細かく指示がありました。
川の取材に主宰2人が行った時の写真にも写っていて、
その花はもっと菜の花っぽい花でしたが、
脚本を読んだ時に浮かんだこの花の印象が強く、最後まで残りました。
本番ではこの花に豆電球を仕込んで光らせたわけですが、
そのアイディアは脚本を読んだその時からなぜかずっとありました。
第二弾
まだ『笹舟こぼし』に川があった時代。笑
丘みたいのに腰をかけて対岸を見る、っていうのをやりたいね、
と演出家と話をしていて、こうなりました。
向かって左の「やぐら」で受付にする、という事を考えていましたが、
受付をしている人が芝居が始まるまでずっと「見世物」になってしまう事、
左上がりのデザインが前回公演と似ている事と、
そもそも本当に川は必要なのか?という話で、練り直しに。
受付台
「かわいい!」と演出からお褒め頂いた一品。笑
川原に落ちているものを集めてきて作った、という感じで、
車輪からテグスにプラスチックの破片がついた物が出ていて、
それが舞台へと続いて川になる、という事を考えていました。
第・・○弾
小さい小細工で一つの雰囲気を創り上げるのではなく、
一つ、何か、ボンっと置こうよ、という話になり、
何回も何回も練り直している内に、チラシが出来上がりました。
そのチラシの色使いやデザインをみて、そういえば『笹舟こぼし』って
随分和風なタイトルだよなぁ、という事を再認識。
色使いや雰囲気をまた改めようと思って、こうなりました。
お客さんは画像の左から入ってきて、小さな受付台で受付をすませ、
L字型の橋を登って下りて、客席につく、というルートを通ります。
床の模様は、青い円を中心に細かいヒビ模様が入っています。
川のような、地面のような、という感じで。
天気の変化が脚本で細かく指示されていたので、この段階では「動く雨雲」がありました。
最終デザイン
橋しかないんだから橋でもっと遊ぼう!と思い、こうなりました。
手前の斜めになってる部分はスロープになっています。
お客さんには、この橋を越えて客席についてもらいました。
→キャラクター・イメージ画像→
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