_______ステージ・モデル_______
恋敵




18世紀イギリスの、ドタバタ喜劇で
いまいち上品になりきれない中流家族のお話です。
劇を、とりあえずクラスのみんなで音読して(3時間くらいかかった!)
それから得たインスピレーションを、そのまま形にしました。
普段は、インスピレーションを絵に描いたりして、そこからだんだん変えて行くんだけど、
今回は、もう劇を読んで「アニマルーー!!」って思いました。




↑一番はじめの方にやったコラージュ。本当、こういうイメージだったんです。

そのあとに作ったやつ↓。これで大体イメージがかたまりましたね。



最終的なデザインは、全部で12体デザインしました。全部動物からインスピレーションを得ました。
台本読んだ時に「こいつはあの動物だ!」ってひらめいたのとか、
そのあとにやった動物の生態のリサーチで
「あ・・この動物の行動、あいつっぽい」って思って決まったのとか、色々です。
デザイン画を全部みたい人は→ココ←からどうぞ♪

さて、今回のプロジェクトでは一年生の衣装デザイン科、衣装製作科、ステージデザイン科、
の、クラスのみんなが、それぞれデザインをしたわけですが、
その中で「これを実際に作ったら面白いんじゃないか」というのを先生が12体ピックアップして
1グループにつき、1衣装を2週間で担当して作って
最後に衣装パレードをしよう、というプロジェクトだったのです。
それで、私のデザインした「リディア」の衣装↓が、幸い選ばれ、作ってもらう事に!



リディアっていうのはどういうキャラクターかというと、
中流貴族の女の子で、「金持ちなんて、もういやなの。私は大恋愛ののち、駆け落ちしたい」
という、変な夢を持つ、ロマンチック少女です。
もう、台本を読んだときから、ピンクのウサギのイメージでした。
しっぽの形をモチーフにして、全身にポンポンを使いました。

なんと、パレードのモデルになって、それを着てしまいましたぁ。
→その頃の日記(1月20日〜26日のあたり)←をぜひ読んでから、パレードの写真を見てくださいネ♪





ショーの前のひっちゃかめっちゃか

あと数日でパレード、という日のスタジオ。
真ん中にある、バレリーナのチュチュみたいな白いスカートあるじゃないですか。
マネキンが着ているやつなんですが。
これを、スカートの下に履いて、ボリュームを出すんですよ。




試着

ショーのぎりぎりまで仕上がらなかったうちの衣装。
夜の8時くらいまで学校に残り、やっとしちゃくさせてもらっているところです。
なんと、まだまだ未完成。
おしりのしっぽのポンポンがついてないし、襟のところのポンポンもまだついてないんです。
下の、完成した衣装と比べると、わかりますけれど・・。



当日−メイク−

韓国人の同じ学校の友達(日本語喋れるけど)がメイクを担当。
金髪のカツラは、はじめ恥ずかしかった・・・・。




帽子のアップ

帽子はこんな感じ。
もちろん、白い羽はうさぎのイメージ。歩くとフラフラァっと揺れます。
帽子のふちは、パールで縁取ってあります。



シューズ

400円くらいの靴をそのへんで買ってきて、布を貼り付け、
綿とかで足の形をとってから、ピンクに塗って、パールの縁取りとリボンをつけました。
かかとに白いポンポンもついてるんだけど・・みごとに隠れてますね。




出番前の・・・

クラスメイトの男子。こ、こわいっす。
私もこれくらい・・ガンガンにメイクを・・してもらえばよかったのかなぁ??




本番

たまたま順番で私がはじめに舞台へ!
リディアになりきって、ブッリブリで舞台へ登場したところです。
このあと、客にむかってお尻のしっぽを振ってみせる、という場面も・・。



パフォーマンス中

叔母(左)を出迎えて、貴族流のあいさつをしている所。
叔母の衣装は、クラスメイトが担当したんだけど、
あまりにもダサかったので、着てるモデル(は、全然違うクラスの子)が可愛そうだった・・笑



パフォーマンス、続く。

メイド(右)も出てきて、ここで劇の解説が入り、私たちは停止。
メイドのモデルの子は、この態勢がかなりきつかったみたいで、
ずっとフルフル震えてて、私も噴出しそうなのをこらえていました・・・。




化け物ショー

全部のパフォーマンスが終わってみんながぞろぞろと舞台へ。
こうしてみるとやっぱり日本人ってちっちゃいのねぇ。笑。
しかし、みんなスカートもデカいし飾りもたくさんついてるしで、
舞台裏は・・・大変だった。








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