ずいぶんと久しぶりの更新になってしまいましたが、 またボチボチ再開しようと思います、このコーナーも。 まず、二つお知らせを。 そういえば、ここで報告してないなぁ、って思ったんですが、 うちの両親、今北京に住んでいます。 仕事の関係で転勤になって、この秋から、夫婦だけで引越ししました。 東京の実家も、少し小さなアパートに引越しをし、 もはやそこは半分「物置」状態なわけですが、 そこで兄が暮らし始めました。ヤモリをしています。 それで相変わらず私はロンドンがベース、っていう 家族が世界の3箇所に散らばっている状態。 でも、まあ、そんなんもアリかな、楽しいかな、と思えるようになった 今日この頃なのでございます。 もう一つは、ちょっと嬉しいお知らせ。 このたび、[R.S.H.B]という劇団にて、所属で舞台美術を担当する事になりましたー。 この間、10月のはじめに一緒にお仕事をさせていただいた彼ら。 その仕事の進め方は、ジェントルマンかつ、クリエイティブ、かつ、情熱的。 団員はまだみんな20代。その中の、多分最年少です。 劇団と共にビッグになっていけたらなぁ、って思ってます(^-^) ([R.S.H.B]のオフィシャルサイトは→こちら←) 以上、お知らせでしたー。 さて、「新しい同居人はどうなの!?」という質問をよく投げかけられますが・・ 元気ですよ。ええ。なかなかやってくれます、新人同居人A子! 夏休みが終わってロンドンに戻る前に、もう一人の同居人、 ファンキー猛獣美容師Rに、A子の生態を色々と聞かされていた私。 ものすごく眠るらしい、とか、ものすごく食うらしい、とか、報告するので、 どんくらいの物なのか、と聞くと、 「カレーを3杯食べたあとに、アイスクリームを食べた」んだとか。 えっ。んま!あんなウサギちゃんなあの子が!?と思いましたが、 実際一緒に住みはじめると、他の面で突っ込みどころ満載!! もう、突っ込み放題大出血セールです。 ドライカレーを食べたことがない。にんにくを使った事がない。 キッチンペーパーを買ってきて、といえば、 買ってはくるのだが、くまのプーさんの4個入りのやつ。 (※普段我が家で使うのは、無地で、12個入りとかである。) な、なんてメルヘンなんだ! レンジまわりの汚れをピカピカにしてくれるのもプーさん。 餃子やから揚げの下で油を吸ってくれるのもプーさん。 毎日、少し胸がチクチクするのである。 玉葱刻んで、と頼むと、「身なんだけどちょっと皮っぽい」という、 あの厄介な一番外側の部分が入っていたりなんかして、 いためている途中に私がそれに気付いて叫んだりするんである。 ラーメンに乗せるゆで卵を切って、と頼むと、横に包丁を入れたので、 思わず「えええっ!?んもーう。ラーメン屋のラーメンのゆで卵ってどっちに切ってあるの!?」というと、 「う・・・あぁ・・縦やったぁ・・」と、しょぼんとしている。 はじめは私も遠慮して、一人で料理していたが、 最近は面白いので、じゃんじゃん呼びつけて、手伝わせてしまう。 そして、のったりのったりマッシュルームを刻んでいる彼女の横から 「・・あのね、こうやると早いのね」と指示を出しまくる西宮である。 思えば3年前に私がこの家にきた当事、元同居人Nに、まさにそのペースで仕込んでもらった私。 密かに料理が好きだったことが発覚し、 仕込まれ始めて早一年が過ぎる頃には、毎晩3人分の夕飯を作れるようになっていたが・・ おそらくA子も、作れることは作れるんだと思う。 スタートは、私よりも全然レベルは上だが・・ 彼女が3人分の晩御飯でおかずを二品作ったりなんかしたら、 それを食べる時間帯は、もはや、朝ごはんの時間になってしまいそうだ! でも、私はここで、元同居人Nの弟子として、断言する! 同居人A子を、立派な料理人にしてみせるぜーーーっ!! ・・・っていっても、ピーマンと唐辛子を間違えてるようだから、 まだまだ道のりは厳しいかなぁ・・・なんて、密かに思いながら、 今日もキッチンを主に、シンデレラと意地悪婆の関係を繰り広げる私たちでした。
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最近、ミクシィというネットワークサイトに登録していて、 そっちの方で知人とコミュニケーションをとっている間に、 すっかりこちらの本家No.38,West-Avenueは、ギャラリーと化していた。 ま、いっか、そもそも作品公開が目的だし、と思っていたが、 「あの面白い同居人たちは、どうしているんだ!」という質問が、 なんだかワサワサと寄せられているので、ここで「ネタおろし」をしようと思う。 ここのコーナーで人気者の美容師Rであるが、実は最近その勢力が衰えている。 まあ、相変わらずリュックサックを背負った人の話をしようとして、 「リュックサックをぉ、かぶった人がぁ」などと言ったり 風邪をひいた後に脳みその3%前後しか動いていない、と言いはじめ、 ウィンドウズのカードゲーム「ソリティア」でリハビリを試みたりといった、 多少オリジナリティーにあふれる行動は見せてくれているが、 ここで長々公開するほど、パンチの効いたネタはあまりない。 なぜかというと、新同居人A子が驚異的な新風を吹かせまくり、 私と美容師Rが、二人して突っ込み役に徹しているからである。 ここ一ヶ月は、二人だけでは突っ込みきれず、 知人が遊びにくるたびに、「駆けつけ一杯」ならぬ 「駆けつけ突っ込み」にまわるという、新現象まで生まれている。 ある日、いつものように食後に3人で雑談をしていた。 そして話題は「ディスコ」が流行っていた時代の話になった。 R:「あの頃のファッションってさぁ、今見るともんすごいケバいよねぇ」 私:「ああ、クラブ、じゃなくって、ディスコの時代だよね」 R:「そうそう。ジュリアナの時代!」 A子:「あれだよねぇ、えっと、お台場?とかの時代・・」 R:「はぁ?なんじゃ、それ」 私:「・・もしや、“お立ち台”って言いたいのか!?」 A子:「(照れながら)え・・ああ・・うん、それ」 うーん。非常に憎めない。 しかし、たまに色々な意味で身の危険を感じる事もある。 A子は友人と数日間、パリに旅行をしていた。 私は日本にいたので、不在であり、その間元同居人Nが遊びに来ていた。 そして、美容師Rと「なんだか寒いね、この家。隙間風を感じる・・」と言い合って 不在のA子の部屋をチェックしたら、窓が「いらっしゃいませ」状態であった。 そんなわけで、2日間ほど我が家は開放的な状態を保っていたのだという。 A子の友人の間では有名な話であるが、彼女は熱狂的ペプシ愛好者だ。 あまりにも辞める気がないので心配になり、 「1ヶ月間ジャンクフードを食べ続けたらどんなに不健康になるか」を、 ドキュメンタリーにしたアメリカの映画『スーパーサイズ・ミー」をみんなで観た。 それの途中、ペプシの中の糖分を砂糖に置き換えて見せたりしている部分もあり、 A子ちゃん!ほら、あんなにお砂糖入ってるんだよ!と我々が言うと、 少し哀愁の漂った表情で「すごいなぁ・・」と感想を述べた。 それから数日後。 あのA子が「ペプシ断ち」をした。 しかしよく観察したら、ただ別の種類の炭酸飲料に摩り替わっただけだったのである。 そして「・・それ、味が違うだけで、砂糖の量は変わらないと思うよ」と突っ込むと 「あ。そっかぁ」と言って、早速数日後にペプシに戻ったのである。 (今現在も相変わらず1日1〜2リットルのペースで飲み続けている。) ・・砂糖の量が変わらないならペプシでいいや、という事であろうか。 最新の彼女のネタは、以下である。 美容師Rが休みの日、私とRは洋服屋で一緒にアクセサリーを買った。 そこ学割が効くお店なので、学生である私がRの分も購入。 「じゃあ家でレシートみて、お金払うネ」とRに言われていた。 そして、その日の夜。 3人で食後にウダウダしている時に、ふとそれを思い出した私は、 2人のアクセサリーの値段をチェックした。 私:「(Rに向かって)あ、両方£7.20(約1500円)なんで、よろしくー」 R&A子:「はぁーい」 R&私:「・・・いやいやいやいや!!」 何か、家の維持費の支払い関係だと思ったのであろうと思う。 どのみち、何のお金なのかも分からないのに支払いに同意するのは、 あまり良くないことは確かである・・。
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